その歯ほんとに抜かなきゃいけないの?歯医者のセカンドオピニオンの大事さを痛感した話
こんにちは、だいぱんまん(@donchan922)です。
月初から奥歯のあたりがじんじんと痛むので、先週歯医者に行ってきました。その歯医者は初めて行くところでしたが、「歯医者さんだしうまいこと治してもらえるだろう」という軽い気持ちで診てもらうことにしました。
それが、あんなことになるとは……
抜歯を勧めてくる歯医者
いざ診てもらうと、以前神経を抜いた歯(銀歯を被せている歯)があやしいとのこと。撮ったレントゲンを見ながら、その銀歯について説明する歯医者。
「おそらくこの歯が原因だと思います。根管治療(神経を抜いた歯の再治療)するのもいいですが、完治する可能性は50%もないですし、治療期間も長くなります。だったら歯を抜くのを検討してみてはどうでしょうか?」
まず不安に思ったのが、歯の痛みの原因はほんとうに銀歯なのかということ。「おそらく」なんて言っているのに歯を抜くなんて心配だなあと思いました。
そんなことはおかまいなしにどんどん抜歯の説明をする歯医者。
「抜歯するならインプラントがおすすめですよ。入れ歯やブリッジ(両隣の歯を削り、人工の歯をかぶせる治療法)という方法もありますが、あまりおすすめできませんね。」
遠回しにインプラントを勧めてくる歯医者に困惑する僕。とりあえず、次回治療日までに検討するということでその日の診察は終了。結局、歯茎の化膿止めと痛み止めの薬だけもらって帰ってきました。
セカンドオピニオンという選択肢
数日間薬を飲んでも痛みは引きませんでした。本当に歯を抜く必要があるのか疑問に思った僕は、ネットで調べたり、本を読んだり、歯医者の友人に聞いたりしました。その結果、歯医者のセカンドオピニオンを受けてみることに。
セカンドオピニオンとは、今かかっている医師以外の医師に求める第2の意見です。
僕は抜歯を勧めてきた歯医者を信用できなかったので、もともとかかりつけだった地元の歯医者で診てもらうことにしました。今の家から地元までは電車で1時間半ほどの距離でしたが、歯を抜くか抜かないかという一大事だったのでそんなことはおかまいなし。
かかりつけの歯医者に診てもらうと……
そして、かかりつけの歯医者に診てもらうと、以前の歯医者とはまったく違う結果を聞かされました。
「痛みの原因は、親知らずとその隣の歯の歯茎の炎症です。その炎症の原因は、斜めに生えている親知らずだと思われます。これについては少し様子を見ましょう。」
「えっ!?銀歯が原因じゃないんですか?」そう質問すると、
「それは違います。レントゲンで撮った銀歯を見てください。取った神経の部分に綺麗に薬が詰められているでしょう。この状態だと細菌が入ることはまずありません。」
かかりつけの歯医者さんは丁寧にわかりやすく説明してくれ、その後炎症を抑えるための治療をしてくれました。親知らずでもない歯を抜く必要なんてなかったんだとすごく安心したことを覚えています。
その治療と処方された薬のおかげで痛みがすっかりなくなりました。親知らずについては、様子を見て抜くか抜かないかを決めることにしました。
まとめ
今回の件で、歯医者によって診断や治療が大きく異なることを知りました。抜かなくてもいい歯を抜かずに済ませることができることも知りました。それらを知ることができたのは、セカンドオピニオンのおかげです。
僕のように、歯医者の治療に疑問を持っている人は是非セカンドオピニオンを受けることをおすすめします。それによって、健康な歯を抜かなくてもいいことになる可能性があるのですから。
最後に、今回の件で非常に参考になった本、100歳まで自分の歯を残す4つの方法の1節をご紹介します。
歯科医に抜歯を薦められたら、すぐに承知せず、他の歯科医の意見(セカンド・オピニオン)を求めるべきです。治療が1週間程度遅れたからといって、それが致命的になることはまずありません。重ねて言います。歯はかけがえのないものです。その貴重な歯を簡単に失う決断を安易に下してはなりません。