自宅の庭でしいたけの原木栽培をしてみた
2017/10/12更新
現在の状態について追記しました。
こんにちは、だいぱんまん(@donchan922)です。
奥さんの実家では家庭菜園をしていて、先日お義父さんから「しいたけの原木栽培をしてみない?」と誘われたのでやってみることにしました。面白そうじゃないですか。
しいたけ栽培の知識はまったくなかったんですが、お義父さんに手取り足取り教えてもらったおかげで楽しく作業できました。今回はそんなしいたけの原木栽培の方法をご紹介します。
準備するもの
- 原木
- 駒種
- 電動ドリル
- ハンマー
- 軍手
原木
しいたけ栽培に最も適した樹種はクヌギ、コナラ、ミズナラです。今回はお義父さんに用意してもらったクヌギを原木として使いました。
原木はホームセンターやネットでも売っていますよ。
駒種
駒種は木駒にしいたけの菌糸を培養させたものです。原木に穴を開け、駒種を埋め込むことによってしいたけが栽培できます。
しいたけの発生時期や発生温度によって品種が分かれるようです。今回はKM-10号という春と秋に発生する品種を用いました。こちらもホームセンターやネットで手に入れることができます。
電動ドリル
原木に穴を開けるために使います。写真の道具は、しいたけビットといって電動ドリルにつけることで駒種用の穴の深さを一定にできる便利なものです。
軍手
原木を持ち運んだり掴んだりするので手をケガしないように軍手をはめておきましょう。
栽培の流れと時期について
栽培の流れと時期は以下のとおりです。
- 原木伐採〜玉切:10〜3月
- 植菌:11〜4月
- 仮伏せ:12〜5月
- 本伏せ:5〜植菌2年目の9月
- 発生・収穫:植菌2年目の秋〜
今回、原木伐採〜玉切についてはすでに原木が用意されていたので省略しました。手軽に栽培したい人は原木をホームセンターやネットで買うことをおすすめします。
植菌とは原木に駒種を埋め込むことをいいます。今回はここから始めました。
仮伏せの説明は以下が参考になりました。
植菌が終了した原木は菌糸の活着(植菌した菌糸が原木に移り、伸長しはじめること)を図るため、ほだ木を棒積み(横積み)にしておきます。場所としては日当たりの良い林の中が適しています。
原木しいたけ栽培はじめませんか - 菌興椎茸協同組合
ハウス内で行う場合もありますが、裸地や庭先など乾く場所では覆いをして保湿が必要です。
本伏せの説明は以下が参考になりました。
種駒の場合、打ち込んだ部分が白く発菌したところ、形成菌は、木口に菌糸紋が出現する頃が目安です。伏せ込み場として望ましい環境は、直射日光が当たらず、十分に雨が当たり、かつ通風が適度にあり、排水の良い場所になります。
原木しいたけ栽培はじめませんか - 菌興椎茸協同組合
庭の木陰も直射日光に注意すれば利用可能です。
しいたけ発生時期は品種によって異なりますが、早い場合は植菌した年の秋から発生するようです。本格的に発生が始まるのは植菌して2回夏が過ぎたあとだそうです。収穫までにこんなに時間がかかるものなんですね。
栽培手順
- 原木に穴を開ける
- 原木に種駒を埋め込む
- 仮伏せする
- 本伏せする
1. 原木に穴を開ける
しいたけの駒種を埋め込むために、原木に穴を開けていきます。電動ドリル+しいたけビットがあれば簡単に駒種用の穴を開けられました。
電動ドリルを使うときは原木の端を誰かに持ってもらいましょう。原木がぐるっと回ることがなく安全です。
原木に穴を開ける間隔は図の通り。目安は原木1本につき30〜40個ほどです。
2. 原木に種駒を埋め込む
しいたけの駒種の1つ1つはこんな感じ。白いものが菌ですね。一袋で500個入っています。これをひとつひとつ穴に埋め込んでいきます。
原木に開けた穴に駒種を入れた状態がこちら。上からハンマーで叩いて埋め込みます。ハンマーでトントンするの楽しいです。
埋め込んだ状態がこちら。原木に菌が入り込んでしいたけができるんですね。なんか不思議。
3. 仮伏せする
原木に駒種を埋め込んだら仮伏せを行います。原木を棒積み(横積み)にし、藁をかけて保湿してやります。
2017/10/12追記
種駒を打ち込んだ部分が白く発菌していないので、本伏せはもう少し後になりそうです。
4. 本伏せする
また時期が来たら追記します。
まとめ
自分で一から栽培すると愛着がわきますね。しいたけができるのが楽しみです。