技術を磨くだいぱんまん

散歩とインターネットが大好きなシステムエンジニア。暮らし、おでかけ、テクノロジーについて書いています。

【病院も薬局も】保険証を持って行くべし!忘れると超面倒なことになるぞ

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保険証を忘れて病院および薬局には絶対に行かないことを強くすすめます。なぜなら、すごく面倒なことになるからです。

先日、コンタクトレンズを購入しに近所の眼科に行きました。しかし、受付のお姉さんに言われて保険証を忘れたことに気づきました。ただ、取りに帰るとその日の受付時間が終了してしまうし、翌日にコンタクトレンズを使う用事がありました。なので、そのまま診療を受けることに。

この選択が後で面倒なことになるとは知らず……

保険証大事!

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診察を受けると、目が炎症を起こしていたみたいなので、点眼薬を処方されました。その後、視力検査をして購入するコンタクトを決めました。選んだコンタクトは取り寄せが必要だったので、その日はサンプルだけもらうことに。

そして、会計。

「点眼薬はここではお渡しできないので、この処方箋を持ってお近くの薬局で受取りください。」

面倒だなと思うも疑問がわいたので受付のお姉さんに1つ質問しました。
「保険証忘れの全額負担の状態で、薬局で点眼薬をもらうときに、保険証は必要ですか?」

すると、お姉さんは、
「たぶんいらないと思いますよー。」と。

信用ならないなと思ったので、一度家に保険証を取りに帰り、近所の薬局へ。
眼科で渡された処方箋と保険証を薬剤師に渡すと、
「病院側で保険証を提示していないと、こちらでも全額負担になるんです。」

!?病院の受付のお姉さんの言ってたことと違う……

保険証がいるいらない以前に、病院で保険証を提示した状態で処方箋をもらわないと、全額負担になるそうです。もちろん、再度病院で保険証を提示すれば、病院でも薬局でも保険適応分が戻ってきます。

結局、保険適応分を返金してもらうために、後日保険証を持って病院とその薬局に行かないといけなくなりました。

薬局での処方箋に対する保険証提示について調べてみた

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保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則と健康保険法施行規則という2つの法律から簡単にまとめると、

薬局では、健康保険を使用した処方箋で薬を出すとき(保険調剤を行うとき)は、処方箋に記載してある番号、又は保険証で保険番号を確認しなければいけない。(義務)

http://thancure.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html

僕の場合、冒頭の「健康保険を使用した処方箋で薬を出すとき(保険調剤を行うとき)」に引っかかっています。処方箋で薬を出してもらう時は、前提として健康保険が適用された処方箋でないといけないということですね。

なるほど、納得。ちなみに、もう1つの法律を簡単にまとめると、

薬を貰う患者様は、保険を使用して薬を貰いたいときは、基本は処方箋だけ出せばオッケーだけど、薬局の人から保険証を見せて欲しいと言われたら見せなければならない。(義務)

http://thancure.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html

以上2つの法律から、薬局での処方箋に対する保険証提示についてまとめると、

  • 病院で保険証を提示していないと、たとえ薬局側で保険証を提示しても保険適応外になる
  • 病院で保険証を提示したとしても、薬局の人から保険証を見せてと言われたら見せなければならない


まとめ

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病院で処方箋を受け取り、院外の薬局で薬を受け取るという、「医薬分業制度」。この制度は患者の医療費負担を軽減するメリットがあると言われていますが、患者が病院と薬局を行き来しないといけないデメリットもあります。

僕にとっては、メリットよりもデメリットの方が大きいです。病院で診察を受けたら、その場で薬をもらう方がはるかにいいです。医療の質だけでなく、患者のことを考えたサービスの質も上げてほしいものですね。

最後に一言。
病院に行くときも、処方箋を薬局に持って行くときも保険証は持って行きましょう。